G7サミット(広島)
2023年5月21日、広島でのG7首脳サミットに合わせて、アントニオ・グテーレス国連事務総長が開催した二国間会議に出席する日本の岸田文雄首相(写真なし)。 Reuters

日本の岸田文雄首相は水曜日、日本にはNATO加盟の計画はないが、日本に連絡事務所を開設するという安全保障同盟の計画は認めたと述べた。

岸田氏のコメントは、駐米日本大使が今月初め、米国主導の軍事協定により、この地域での協議を促進するためにアジア初となる東京事務所の設置を計画していると述べたこと後に発表された。

岸田氏は水曜日の国会で、NATO事務局の設立に関して「いかなる決定が下されたかは承知していない」と述べ、同国は加盟国または準加盟国としてNATOに加盟する予定はないと付け加えた。

これに対し、中国外務省の毛寧報道官は、日本の動きはアジア太平洋地域にとって「歓迎できない」ものであると述べ、日本は「侵略の歴史」を考慮して「軍事安全保障の問題について特に慎重」になるべきだと述べた。

日本は先週末、広島で主要7カ国首脳会議を主催し、豊かな民主主義国の指導者らは中国との経済関与を「切り離すのではなく、リスクを取り除く」ことで合意し、台湾海峡を越える平和と安定の重要性を再確認した。

共同通信社が水曜遅くに日本政府関係者の話として報じたところによると、岸田氏は7月にリトアニアで開催予定のNATO首脳会議に出席する準備をしているという。